安心感

義弟くんが明日退院することになった。本来なら喜ばしいことのはずだが、病院側から家族へはそうした説明は特になかったので、ワタシなどは「え、明日?」とビックリしてしまった。
傷口はまだ完全にふさがっていないが、今は傷口がふさがってから退院するケースは少なく、「後は定期的に消毒をしながら経過を見る」という段階に移ったら退院してもらう方針なのだとか。
(義弟くんにはそのように説明していたのかも知れないが、少々障害を持っている彼がそれをキチンと理解できたかどうかは疑問である)
右腕以外には何も支障がないフツーの患者(百針縫ったケガであるが!)よりは次の入院患者を入れたい、という事情もあるのだろう。
(事実、義弟くんも救急で入ったわけで、いつまたそういう患者さんが来るかも知れないわけで)


ただ、お義母さんの具合が悪くなったこともあるし、自宅療養期間に雑菌が入ったために指を切断しなければならなくなった親戚のハナシなども聞かされていると、こちらとしてはやはり心配になる。
「明日退院時に来ていただければ先生から話をさせていただきますけれど」と看護士さんは言うが、明日はお義母さんが病院に行き嫁さんも付き添うため、義弟くんの退院時には誰もいない。
(ワタシも明日は休めない…汗)
まぁ、病院から家までは歩けない距離ではないので、今日のうちに荷物はできるだけ引き取り(彼は片手しか使えない)、明日は彼1人で帰宅してもらうしかなさそうだ。
そして、退院して当面は消毒のために通院するとしても、場合によっては別の病院で診てもらうことも考えた方が良いだろう。


個人的な感覚ではあるが、どうもこの病院は昔から印象が悪い。
丁寧に診てくれているという安心感を持ったことがない。