演奏会の難しさ

以前(といっても、もう15年ほど前ですが)所属していた合唱団の演奏会のお手伝いで朝から新大久保に出かけた。
今回は26回目を数える演奏会で初めて、教会で歌う(曲はモツレク)ということで、期待と不安を半分ずつ抱きながら臨んだ。


運営面で言えば、やはり演奏会会場として作られていないため、トイレや場内アナウンス、録音マイク、ステマネと受付とのやりとりなど、細かなところでいろいろと苦労した(ついでに、教会の事務所員にもひと苦労)。また、自分も受付チーフとしての経験が浅く、配慮に欠けた点がいくつか出てしまった(反省)。


で、肝心な演奏の方は、といえば、ワタシはリハを少しだけしか聞けなかったが、残響のせいか女声と比べて男声が立ってこない、という印象はあったものの、全体としては決して悪くないまとまり具合だと感じた。
しかし、この“残響の使い方”という点に関しては、演奏会後に聞いた音楽家の先輩の評では「テンポが中途半端だったため、教会という場所を活かし切れていなかった」ということになるのだそうで。
確かに、音が置いていかれるというか、早く行きたい箇所なのに遅れ気味に聞こえる、ということはあったかも。


彼らには言わなかったが、全体を通した感想をひと言で言うならば「水は方円の器に従う」といったところか。
みなさま、お疲れさまでした。
(ワタシも今回は疲れました…)