音楽を理解し実践すること

高校グリークラブOB会練習。
後半の後輩指揮者君の練習は実に良い練習だったと思う。
各パート2〜3名の少人数ではあったが、それを前提にしつつ、曲の解釈と現状の課題との間に納得のできる折り合いをつけ、意図を持ったアンサンブルを作っていくことができたと感じる。


今回選んだ曲〜どちらかと言えば、ワタシ自身はあまり面白みを感じないのだが〜に関して、彼はとても良く読み込んでいる。毎回の練習の中で細部の処理が変わることはあるが、曲の骨格の理解は一貫している。


今回の演奏会に向けたさまざまな取り組みの中で、ワタシが担当ステージを持たなかったことに匹敵するくらい、彼がこの曲を取り上げたことは、実に大きな収穫ではないだろうか。これは素直にそう思う。
練習後、「いい練習をさせてもらってありがとう」と彼にお礼を言ってから会場を後にした。