虚構

高校グリークラブOB会の練習。
今日は後輩のサブ指揮者君による練習と現役を指導している女性講師によるボイトレ。
何事も基本が大事。


そして、練習を早めに切り上げ、後輩のサブ指揮者君が進行役となって、参加メンバー全員であと1ヶ月後に迫った演奏会の各種準備の進捗確認を行った。


先週の練習後に懸案事項を整理して幹事宛にメールを流してから今日までの間、サブ指揮者君と某大先輩とワタシは毎日2〜3往復のメールを交わしながら、準備すべき項目の再整理と今後の方向づけを行った。
ワタシは仕事帰りに曲の歌詞の資料を探したり会場の情報を再確認するなどし、大先輩には必要な各種外部手配について整理していただき、サブ指揮者君はそれらをまとめて工程表を作り…とあれこれ動いて今日に至っている。
しかし、久しぶりに練習に参加した実行委員長殿は、「次の練習の時までには各自で楽譜コピーを製本しておかなければ」「ホールとの打合せにはステマネにも同席いただかないと」などなど、一メンバーの立場のような発言をはさみながら進捗確認の打合せの中にとけ込んで?いる。


なぜ、まずもってこの打合せの進行をサブ指揮者君が行うことに関して何もコメントしないのか。
彼のこの役割と機能は、この場にあってなお、正式にオーソライズされたものではない。
彼はもうここまで、団の練習進行のアレンジメントの機能を充分に果たしてきている。今彼が行っている仕事は、誰よりも実行委員長殿が行うべきものであるはずだ。彼が行うのであれば、そのことに関してひと言、「自分は演奏会のマネジメントの経験がないので、××君に実質的なとりまとめをお願いすることにしました」というエクスキューズャーがあって然るべきである。


しかし…本当に、何もない。何のひと言もない。
招待状の手配、当日のバックヤードのお手伝いの依頼、予算確認、広報…確認を重ねるごとに、今の時点で準備が大幅に遅れていることが明らかなのに、その状況に関するコメントすらない。


練習後、大先輩と「ホントに自覚症状ゼロですね。ここまでくるとある意味お見事です。」と話していた。
もちろん、委員長殿がどうあれ、準備は進めなければならない。
サブ指揮者君にさらに負荷がかかることは申し訳なく思うが、いずれにせよ今月中が勝負だ。