「ジェネラル・ルージュの凱旋」
1作目「チーム・バチスタの栄光」
小説、ましてやミステリーなど全く読む習慣のなかったワタシが文句なしにオモシロイと思った。
2作目「ナイチンゲールの沈黙」
この2作目で、このシリーズがドラマ化や映画化された時の高階病院長と看護師・浜田小夜の配役イメージが、自分の中でとてもクリアに出来上がった(ここでは誰かは書かないけど)。でも、話自体は、ちょっと名前負けしてる感じかなぁ…1作目の衝撃には及ばなかった。
3作目「螺鈿迷宮」
何だか安っぽい2時間ドラマスペシャルなテイスト…もうこの作家の本は読まなくていいや。
…なんて思っていたのですが、先日本屋さんで最新作?「ブラックペアン1988」を平積みで見て少し気になり、ならば先にこっちを読んでから…と手に取ったのがこの本でした。
一気に読めました。面白かった。
海堂尊さんの時に冗長な文体が「螺鈿迷宮」ではうっとうしく感じたのですが、この本では「チーム・バチスタの栄光」と同じように、時にはそれ以上にワタシにはフィットしました。
また、今回は血生臭いハナシは出てこないのかと思いきや、後半過ぎでは臨場感たっぷりに医療現場が描かれています。
もう一度手に取ってみて良かった、と素直に思える1冊でした。