地方分権の「地方」とは

日経ビジネス2009.7.13号の記事によると、東京に住む65歳以上の高齢者は、あと6年で今の茨城県の人口を超え、316万人に達するとのこと。すでに今、介護施設は明らかに不足している。
50歳に手が届くところにきた自分としても、決して先々の話ではない。


地方からすれば、法人事業税への“超過課税”等々の措置など諸々の環境をもって東京都は恵まれている、と見えるのだろうが、都民の1人として、そのことを強く実感できたことはほとんどない。


それぞれの地域にはそれぞれの課題があるはずだが、今ちまたで叫ばれている地方分権の「地方」に、間違いなく東京都は入っていないのだろうと思う。
今の分権の流れのその先に、東京都の分権はどのように定義づけられているのだろうか。
都議選が終わったばかりの間抜けなタイミングで、ふとそんなことを考えてみた。