火事

朝、やけにヘリコプターの音がうるさく、いつまでも飛んでいるなぁ…と思っていたら、10時過ぎに嫁さんのお友達からの電話で、嫁さんのパート先の隣の会社が火事になっていることを知り、嫁さんと2人で慌ててパート先の会社に行ってみました。
大通りに出てみると、おびただしい数の消防車。火の手は見えないものの、まだ煙がのぼっています。しかし、火災現場周囲はすでに消防署によって通行止めとなっていて、様子がわかりません。パート先に面した通りに行ってみると、消防車の周囲には白い泡…ということは、化学薬品が燃えたのでしょうか。なにやらゴムが燃えたようなヘンなにおいもうっすらと残っています。
近くの人に聞くと、亡くなった方がお1人出てしまったとのこと。また、しばらくの間周辺の住宅で停電も起きていたらしいです。NHKのテレビカメラや報道関係者の姿も何人か見かけました


一旦自宅に戻り、お昼のニュースで火災のおよその様子を知り、午後にもう一度近くに行って「火事の現場の隣の会社に勤めている者なのですが」とお巡りさんに言って通行止め区間の中に入れてもらい、会社の斜め向かいにある防災広場に行ってみると…
パート先の会社の隣2件の工場は全焼。パート先の会社も隣接する駐車場に停めてあったトラックとバンは黒こげ。建物も2階3階の壁面は真っ黒。2階のサンルーフは骨組みだけとなり、3階の小さめのベランダは床の一部が抜け落ちていました。


程なくして社長さんと奥さんにお会いでき、無事が確認できました。朝食を取ろうと思ったら突然爆発音が何回かして、窓を開けてみると外が真っ赤になっていたそうで、とるものもとりあえず外に出たそうです。消火活動はひと段落しつつある様子ですが、まだ隣の建物が万が一倒れてくる可能性もあるので家の外に出ているように指示されているそうです。
最近は急ぎの仕事が増えつつあり、段ボールの在庫も多めに持っていたと嫁さんから聞いていたので、話を聞いた時に「もしも在庫の段ボールが全部水浸しになったら…」と考えてゾッとしたのですが、家の中には水は入らなかったとのことで、おそらく倉庫の段ボールも大丈夫であろうとのこと。少しホッとしました。
腰の低い社長さんご夫妻とのご挨拶を終え、お見舞いをお渡しして帰宅しましたが、明日からまだしばらくは仕事が再開できない状況かと思います。不幸中の幸いではありましたが、厳しい年の瀬になりそうです…