本質をはき違える親

お昼前、赤坂の美容室で髪を切ってから、その足で下の娘の高校の最寄り駅に行き、嫁さんと落ち合って吹部の保護者会に参加。


今回は主に旅行代金の話。
現時点で参加の意思表示をしている人数が、生徒120名、保護者85名。総勢200名超という規模になったこともあり、添乗員を増員し、複数の航空会社に席の確保を依頼し、宿泊予約も複数のホテルに打診をしているとのこと。まだまだ調整には時間がかかるとのことではあったが、その不透明な状況下で決定した費用は、個人的には納得できるレベルだった。


しかし、これだけの数の参加者(保護者)がいれば、いろいろな意見や感想を持つ人も出てくるわけで、いつまでに決めれば良いか、いつまでに予約金を払えば良いかはっきりして欲しいと詰め寄る人がいれば(これだけの規模になったのだから、早いに超したことはないのは当然だと思うんですけど)、音楽祭が開催される町まで、飛行機とバス移動でトータルで約20時間ほどかかるという話に「え〜」と驚く親(遠いのがイヤなら行かなきゃいいだけじゃん)、せっかくの旅行なのだから、オーストリアやウィーンに関する事前学習やリポートを課して、良い学習の機会にすればどうかという提案をする親(学校主催の修学旅行じゃなくて、部活動なんですけど)、出国から帰国までの全行程をビデオに撮ってドキュメンタリーDVDを作ったらどうかと言い出す親(それを旅行会社にやれというのか)、2学期末の試験の結果が下がったので浮き足立たないようしっかり指導して欲しいと顧問先生に要望する親(それを担任でもない音楽の先生に言うか?その前におまえが子どもにきちんと言え)など、的外れというか、もっと言えば間抜けと言ってもいいような意見が多数出た。


会が終わった後、嫁さんと、下の娘のお友達のお母さんお2方と、半ばあきれながら感想を述べ合ったが、身近に、しかも部活動に音楽を選んだ子どもの親に、こうしたモンスターペアレント系の親が(わずかであっても)存在することに、何とも言えない悲しさを覚えた。