相手の立場に立つこと

朝8時、サテライトオフィスに出勤して上着を脱いで、アームガーターをつけ忘れていたことに気がついた。
先週末に1階リビングとダイニングがようやく使えるようになり、それに伴って、今までリビングとダイニングと親の寝室の3役を担っていた2階の部屋がやっと親の寝室になったのだが、着替え類や小物類の置き場所が変わったことにまだ慣れていない。昨日もハンドタオルを忘れて家を出ていた。



午前中、マネジャーと他課営業担当とともに年末のご挨拶に伺ったお客様からは、まだ可能性は未知数なものの、来年度の新たな引合いを頂けた。継続案件も、来年は規模が大きくなる見込み。
(ただ、来年度も引き続き自分が担当するかどうかはわからない。場合によっては、同行した他課担当者に一本化されるかも)


午後最初のお客様を訪問したのちに嫁さんから電話と留守電が入っていたことに気づき、電話をしてみた。
お義母さんの具合が悪くなり、老健から近くの病院に移動して入院することになったとのこと。熱が下がらないので点滴を打ってしばらく安静に…という措置なので大したことはないと言っていたが、昨日老健に入所する際、今まで見たことがないような眼をしていたという話も聞き心配になったので、次のお客様の訪問を終えたところで勤務を終えることにし、夜に予定されていた課の忘年会もキャンセルして夕方5時30分過ぎに帰宅した。


家では玄関タイルの張替作業がそろそろ終わる頃で、ちょうど現場監督さんが外にお見えだったので、今後の作業予定を確認。室内が完全に終了するのは明後日23日にずれ込むとのこと。
(家の前の駐車スペースのコンクリート敷き直しと自転車置き場づくりは年明けに)


リフォームまわりの話を終えてから、嫁さんに様子を聞いた。お義母さんの熱の原因は肺炎だっとた。小さな誤嚥が続いていたせいらしい。
診察してくれたお医者さんからは、胃瘻をするかどうかという話が出た。お義母さんの認知症の状況で肺炎を起こすと、いつ何があってもおかしくはないとのこと。一方で、胃瘻は本人にもだいぶ負荷がかかるだろうとも言われたらしい。
今回は、安静にしていれば年内には回復するだろうとの見立てて、老健でも退院したら改めて受け入れてくれるというお話を頂いたので、胃瘻は断ることにした。今後は大なり小なりこうしたことが繰り返されるのだろう。


タイル屋さんと現場監督さんが帰った後、お義母さんの病院に行った。近くの病院に受け入れてもらえて助かった。
お義母さんは、最初のうちはボーッとしていたが、そのうちに嫁さんの顔を目で追うようになってきた。ワタシの顔には無反応だったが、しばらくしてからのぞき込むと、眼を少し見開いて、酸素を吸入している口もとを少しだけ動かしてくれた。反応してもらえたのだろうか。午後に入院した時と比べると顔色がだいぶ良くなり、手や爪の色もキレいになってきた、と嫁さんは言っていた。
病院を出たとき、少しだけ涙が出たが、とりあえずは大事に至らなくて本当に良かった。


夜遅くに、上の娘がバイトから帰ってきた。お店で買わされたという X'mas ケーキは思った以上においしかったが、年明け1日から5日までバイトを入れられてしまったと娘が話したとき、思わず「1日くらい休ませてもらえ」と怒ってしまった。
バイトを初めて半年少ししか経っていないのに、後から入った人に少し教えてあげたり、シフトが困ったときに頼りにされたり…と、店長さんからある程度信頼されているものと後から思い直して、寝る前に娘に謝った。


いろいろなことで気疲れした一日だった。本当に疲れた。