喀血

練習を終えて帰宅すると、夕方過ぎからお義母さんの咳に少量ではない血が混じり始めたというハナシを嫁さんから聞き、日医大に電話して車で連れて行きました。


お義母さんは気管支拡張症で病院にかかっている期間が長いのですが、今朝から咳き込むことが多かったため、肺の近くの弱っている血管が切れ、それが痰に混じって出てきたのではないか、というのが当直の先生の見立てでした。
で、お義母さんは2週間前に義弟くんの病院でめまいで倒れてから、脳梗塞を予防する意味合いでバナルジンという血をサラサラにする薬を飲んでいるため、逆に一度出血すると血が止まりにくくなっているとのことで、今は一旦バナルジンを止めて血を止める薬に切り替えることになり、薬を頂いて一段落。
ただ、週明けに改めて診察を受けることになりました。


ちなみに、今回のような現象を喀血(かっけつ)と言うのだそうです。
喀血は吐血と同じく口から血を吐く現象ですが、両者は全く異なるものとのこと。
吐血は胃の内容物などと一緒に消化管(口〜十二指腸)から出血した血液が吐き出されることで、喀血は気道や肺から出血した血液が吐き出されることで、咳とともに起こるものだそうです。
この言葉は初めて知りました。