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高校グリークラブOB会の久しぶりの練習に参加。
男声合唱定番の作曲家の曲なので、音取りは実にカンタンに進んだ。
練習後半には後輩指揮者君が加わりアンサンブルに移行すると、今日が初めてなのに曲想がどんどんつき、熱っぽい練習となった。


良い練習だったとは思うが、これをこれから約1年半続けられるのか。
それに、ワタシ自身の中では、彼と曲とがまだあまりマッチしていない。なので、彼のバトンに違和感を感じる。
いや、自分が感じる違和感は、曲が持つハーモニーによって高校時代の日々が思い出されているからなのかも知れない。ワタシにとってこの場は高校時代を懐かしむためにあるのではなく、今ある自分が今感じることを音楽するための場として存在していて欲しい…という思いが自分の中にありそうだということに気づかされた。
もちろん、自分の高校時代を否定しているものではない。その時代があったからこそ今(の自分の音楽)がある。むしろ、その時の流れをより強く意識することで、“今”への執着が生まれているのかも知れない。


密度のある練習とそこに感じる違和感…善し悪しや正誤の問題ではないし、また、自分の中で落としどころを見つけるには少し時間が必要な感覚だとも思う。
その意味では、この今の感覚を否定的には捉えないようにしたいと思う。