言葉を探し紡ぐ行為

ワタシは、仕事で毎日言葉と格闘している(つもりだ)。
他人が見ればどうってことなくサラッと読み飛ばすようなフレーズひとつを作るにも、あれこれと言葉を探す。
ついつい言葉を重ねすぎてしまうクセ?も自覚しつつ、もっといい表現はないか、と自問自答している。


どんな言葉を選べば、この目に見えない商品〜しかも、お客様がともに制作工程に関わっていただかないと成り立たない商品〜のことをお客様に伝えることができるのか。
どんなシチュエーションを、どんな課題を表現すればリアリティがあるのか。
何をもって「あぁ、これはワタシに必要だ」と思っていただけるのか。


この商品をつくるとき、誰もが同じ労苦を負わなければならないというわけではない。人によりアプローチや表現が違うこともあり得る。
でも、自分の言葉、自分がありありとイメージできるほどのものにならなければ、そのものの良さを、目の前のお客様の役に立つ良さとして本気で伝えることはできないと思う。


新しい商品をつくるときに、この“産みの苦しみ”を味わわないなんて。