自分が変わってみること

Webサイトのリニューアル。
制作会社は相変わらず作業が遅い。
約束していた納期が近づき、やんわりプッシュしてもなかなか煮え切らないが、ギリギリになってやり始めると、まぁまぁなスピードでページを作っていく。
しかし、いかんせんやっつけ仕事なので細かな見落としがあちこちに散らばっていて、結局納期を守れない。
(今日が納期であるが、午後3時の段階でテストサイトの完成度は70%に満たなかった)


で、こういう事態は十二分に予想ができていた(それ自体がそもそも悲しい、と言えばその通りなのだが…苦笑)ので、今回はいくつか対応を変えてみた。


納期は2日ほど余裕を見る。
メール、電話ともに、依頼の口調はあくまで穏やかに。
彼等からの連絡を待たずに小まめにテストサイトをチェックして「今の時点でここはこうなっていますが、このような方向で整えてもらえると良いと思う」という主旨のことをメールや電話で(これまた丁寧に)何度かに分けて伝える。
昨日、今日は彼等の時間帯?に合わせて遅くまで確認と依頼作業を行った。
等々…。


今回のリニューアルは1ヶ月以上前に打合せをして、その時にはページ構成とバックヤードの仕様の概要をこちらから提示し、複数のマイルストンを定めたうえで臨んだが、それに加えてこうした対応を取ったことで、ようやく最低ラインの段階にまでこぎつけることができた。


落ち着いて考えてみると、こちらはいつもの数倍の労力を注いでいるが、結果としてのアウトプットはいつもと変わらぬ出来栄え(になるだろう)…ということではある。
でも、自分の中にはいつもほどのイライラ感はない。すべてはほぼ想定内の展開だからだろうか。
もうひとつ言うならば、彼等の対応が少し柔らかくはなった。


自分のイメージを越えるコラボレーションはなかなか起きないが、コントロールできる範囲が少し明らかになったことを収穫としよう。