「ゴールデン・スランバー」

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー


またまた?ふと本屋さんで手にとって購入してみました。


読み終えて、ちょっとジーンときました。実はワタシは「24」のような展開のハナシが苦手(もっと言えば、嫌悪感)なのですが、この小説に張り巡らされた複線の数々には感心、というか共感を覚えました。『信頼』というキーワードでつながっているからなのでしょう。
そして、人物たちの会話のシャレっ気や印象的なフレーズは、いかにも井坂幸太郎です(と言っても、彼の本を読むのはこれが2冊目ですが…苦笑)。


当たり前ですが、宮部みゆきとはカラーが全然違います。でも、芯にあるものの強さには、いずれも魅力を感じます。
井坂幸太郎を紹介してくれた気の合う後輩くんに貸してあげよう。