インプットの記憶

午後3時少し前。ホントは東京駅のサテライトオフィスに立ち寄りたかったのに、地理的にはこちらの方が近いし、ちょっと戻らないといけなさそうな仕事もあったので、仕方なく新横浜駅から本部オフィスに向かった。


4時前、お彼岸を過ぎてもまだ暑さが残る中を自席に戻り、汗をふきながらPCを立ち上げ……ん?パスワードが違う?なんで?
朝、直出でサテライトオフィスに出勤したときには何の問題もなくログインできたのに。
ひょっとして、パスワードを忘れた?確かに以前より忘れっぽくはなっているけれど、それにしても…


4回ミスをした時点で真剣に自分の記憶を疑いだし、ロックアウトされる前にシステム部署に連絡を入れて新たな仮パスワードを振り出してもらい、正式ログイン時に変更してPCを立ち上げた。
そして、併せてノーツのパスワードも変えようとしたら…やはり以前のパスワードがはじかれる。そして、なぜか何度か試したらうまく通った。
何度も同じようなパスワードを入力しているうちに、ホントに自分の記憶があやふやになってきたのかも…とさらに怯えつつ、別のシステムのパスワードを変えようとして「むむ?」と気がついた。
新しいパスワードを入力した後にフォームを見ると、同じ文字列を入力しているはずなのに、アスタリスクの数が違う。


では試しに…ということで、さらにもう一度、旧パスワードを一字ずつ慎重に入力した後、新パスワードをすべて数字に変え、テンキーで入力してみた。
今度は問題なく通った。
思い起こしてみれば、以前からいくつかの文字で、1回打刻しただけなのに文字が重なって入力されるような事が起こっていた。ということは、キーボードの問題かも…


おそらくこれが原因だと納得した。不便なことに変わりはなく、自分のパスワードの思考パターンを変えなければならないことも小さなストレスではある。そのうちに時間を見てキーボードを修理に出すか、別のキーボードで試してみよう。
この結論にたどり着くまでおよそ20分…自分の記憶力の問題ではなくてホッと胸をなで下ろしてから、ようやく仕事を始めることができた。はぁ (^^;)