自己完結型

午前中、初めてお伺いしたお客様のご担当者様は、諸々の制度周りに大変造詣の深い方で、設立して間もない自社の人事系制度を社内で構築した際に、中心となって設計なさったとのこと。
ただ、その後の運用ステージになると、制度の主旨が各管理者様になかなか浸透せず、評価制度がうまく機能しておらず、苦慮しておられた。


ご担当者様のお話をお伺いすると、確かにさまざまな事を配慮して、少々大胆な設計をなさったとは感じるが、ご自身の頭の中ではすべての事が有機的につながっていたとしても、それを外に向けてわかりやすく表明することがあまりお得意ではないようにお見受けした。


たまたまではあるが、このところ、そのようなご担当者様にお会いするケースに何度か遭遇している。
そうすると、話が進むにつれ、伺っていなかったお話が後からどんどん追加されてきて、何度も軌道修正を余儀なくされる。
ご本人様は、少しでも良いシステムや運用をしようと最後まで努力を惜しまないというスタンスであると理解はしていても、「う〜む」と思わされることが時折ある。


それぞれのお客様のコミュニケーションタイプをできるだけ受け止めて、その方が大切にしている価値観やスタイルに合うように柔軟に対応していかなければ…ということを改めて自らに言い聞かせた。
まずは深呼吸から、ということか(汗)。