壮行会

ワタシの課でのキャリアが最も長い職員さん(といってもワタシより10歳以上年下なのだが)が明日から隣の課に異動することになり、壮行会が開かれた。
引き続き同じ部内で、また座席も2メートル程度しか移動しないということもあり、課を離れることの実感があまりない。とはいえ、彼と入れ替わりに隣の課から職員さんが1人加わることで、両課の空気は少しずつ変わることになるだろう。


彼の異動は残念なのだが、今晩の宴席で最も印象的だったのは、マネジャーによるセレモニーだった。


我々の課は、震災で今月の実績がかなり減少したにも関わらず、今期目標を達成することができた。マネジャーはそのことを、つまり課メンバー全員の努力が実ったことの嬉しさと感謝の気持ちを表すために、プレゼントを用意してくれていた。
そして、コメントとお礼を添て、1人ずつ違う品物を手渡しした。


彼は買い物が好きではないとのことだったが、1人ずつ個々にストーリーを考えて品定めをしたことが楽しかった、と感想を漏らしていた。
メンバーの日々の活動に報いることの表現として、彼らしい、気持ちの伝わるセレモニーだった。


気持ちを伝えること。
その人に寄り添うこと。
今まさに、我々の仕事や日常に求められていることだと思う。