相手に寄り添えずとも

<事例その1>
某社様新規案件で、今月初めの時点で方向性として合意を得ていると思っていた仕様について、窓口担当マネジャー様から「本部が難色を示しているので再検討して欲しい」とのご一報を頂戴した。


落ち着いて考えてみると、確かに正式な確定のご連絡は頂戴していなかったが、今後何度か行う予定の詳細打合せの中で調整や支援ができるものと自分なりの解釈をしていたふしもあった。
同時に、窓口のマネジャー様と、実際の研修受講者所属部門担当者さまとの間のコミュニケーションが希薄であることも自覚。
今後はもう少し立ち回らなければならぬということか。<事例その2>
夕方に別の某社様を訪問し終えたその足でそのまま直帰し、家で仕事をしていたら、夜6時半過ぎに同じ課の営業職員さんからケータイに着信。
秋口から予定している続き物のイベントで、予定していた講師のうちの1名が急きょ変わることになった。ついては案内パンフレットを修正したいとのこと。このイベントの案内はほとんどワタシが作成しており、講師の顔写真を入れるなど多少手をかけていたのだが、そのことが他の職員さんによる原稿修正を少々困難にしてしまっていた。
明日中には対応することで一旦は話が済み、ワタシもやりかけの仕事の手を止めてパンフレット原稿の修正をはじめていると、再び職員さんから電話…明日中では遅いという申し入れだった。
そこで急きょ古巣部署に連絡を入れ、たまたま1人残っていた職員さんに以前あったであろうデータの提供をお願いし、入手したファイルを元に原稿を加工修正。電話を受けてから1時間少々でなおしたファイルを職員さん宛に送信した。
(不躾なお願いにすぐに対応してくれた古巣の某職員さんには感謝)


この期に及んで講師が変わること、とにかく急いで修正して欲しいということ(1日の猶予も許されず)、講師変更は予期せぬ出来事としても、結果として急がざるを得ないような時期までアクションが引き延ばされていたこと…あれこれ考えずに受け入れるようなことなのかも知れないが、(些細であっても)予定していた自分の時間が奪われたことで、気持ちはなかなかすぐには収められなかった。




いずれも、ワタシの配慮や器が小さいということなのだろう。
相手に寄り添うことがすぐにはできないとしても、相手に合わせるための柔軟性は持っていなければ…
(と、アタマではわかっているが)