二重唱

命日に彼がいないことを悲しむよりも、誕生日に彼が地上にいてくれたことを喜ぶ方がポジティブだから。

オノ・ヨーコ
朝日新聞2005年12月28日夕刊「ニッポン人脈記」ビートルズの時代⑫ より
ジョン・レノンが撃たれた自宅アパート、ダコタハウスから道路一つ隔てたセントラルパークにあるストロベリーフィールズは、毎年12月8日にジョンを偲ぶファンが集まる場所です。でも、オノ・ヨーコさんはストロベリーフィールズには足を運ばないそうです。
で、上の言葉は、なぜストロベリーフィールズに行かないのか?という問いへの答えです。


2人で奏でるメロディには、さまざまなバリエーションがあるのだろう。
でも、それを多彩なものと感じるのは、彼らではなくワタシたちであり、彼らは、そのバリエーションの根っこに、同質のシンプルな想いを持っているのだろうな…ふとそんなことを感じました。


p.s.
ちなみに、没後25年となる今年、オノ・ヨーコさんはストロベリーフィールズに行き、集まった多くのジョンのファンの人たちにお礼を述べたそうです。