できない、しない勇気

午後、本部オフィスでシステム企画担当職員、業務部門担当職員と、システム・業務運用の改定の打合せ。
細部の検討確認だけでなく、現在の運用の状況や要求仕様の再確認・再定義なども混ざり合ったため、予定していた時間のほぼ2倍の時間を要してしまった。
ただ、次の課題設定はもちろんのこと、3人それぞれの指向性やポテンシャル、その違いなども再認識できて、意義のある打合せとなった。特に、システム企画担当職員さんのスタンスには改めて感心した。


今取り組んでいるこの案件は、彼とワタシの2人で取り組めば、おそらくはもっとサクサク進むし、より高いレベルのアウトプットも生み出すことができる。しかし、実際にそのシステムを使う業務部門スタッフの現状認識と課題形成、そして運用リテラシーなどを考えると、それがオーバースペックになり、せっかくの機能とその意味するところが活かされない場合もあり得る。さらには、自分たちで考えることを止めてしまい、これができないのはシステムのせいだ、使いづらいシステムのせいで業務処理にこれだけ苦労する、などと筋違いな考えを持つようになってしまう(実際、それは前任者の頃からすでにいくつか起きていて、ワタシもその要求のうちのいくつかに応えた〜応えてしまったと言うべきか〜が)。そうならないためには、使う側の職員が、本当にしたいことは何なのかを自分で考え定義することが必要である。こちらではおよそ答えを持っている場合でも、それをそのまま提示せず、何がしたいのかを再度整理して提示するよう差し戻すことも辞さない、いや、もっと意図的、積極的にそれを行う。
…彼は、それをしっかりと実践した。
(彼が新たに担当することになった営業部門からの厄介な案件でも、彼は前任スタッフが残した???なファイルをシンプルに作り直しつつある)


ワタシはどうも、細かなところと大ざっぱ?なところの差が激しいようだ (^^ゞ