感謝の連鎖でありたい

二転三転している某社様の日程調整。
朝方、担当講師に直接お会いできたので状況をご説明、何とかスケジュールの調整をお願いして日程を頂戴できた。
で、すぐにその旨を先様にご案内すると、その日時ではご満足頂けず、別の週で何とかならないかの一点張り。しかも「今日中にはご返事を頂けないのでしょうか?調整する意志がないということでしょうか?」とのお言葉まで承ってしまった。
グッとこらえてその場は一旦お預かりし、その後講師に懇願の置き手紙を残してお昼過ぎに外勤に出た。その後別のお客様を2社回り、夕方過ぎに再度某社様にご連絡をお入れしようとしたところ、古巣オフィスの職員さん経由で講師からの伝言を伺った。地方に移動する前の午前中半日であれば1日だけ都合をつけていただけるとのこと。ホッとしてすぐに某社様にご連絡をお入れすると、極力その日時で開催できるよう調整して頂けることに。まだどんでん返しの可能性も残されてはいるが、講師も無理をしてくれたので、これで何とかまとまって欲しいところ。


この案件の合間、外出の数十分前に、本部オフィスのスタッフさん経由で別のお客様から「今日中に資料を送って欲しい」という依頼を頂いた。
何とか外出前に間に合わせようと思い、データ抽出作業を始めようとしたところ、スタッフさんから「基礎データを抽出しました…よろしければお送りしましょうか?」とのメール。すぐにお礼の電話を入れ、ファイルをメールで送ってもらい、少し加工してパスワード処理を施してからお客様にお送りした。
このスタッフさんには、それより前の時間に見積書の出力と押印、郵送といった細かなお願いもしていたので、この機転は本当に有り難かった。


また、午後にお伺いしたお客様のところでは、最初にお打合せをさせていただいたご担当者様に「もしご存じであれば…」と前置きして社内の別部署様から頂いている引き合いの件についてお聞きしたところ、それはこんな背景から来ている話だと思う、という感じで丁寧に情報を教えて頂くことができた。このご担当者様とは(自分の中では)少しだけ距離を感じていたのだが、これで少しだけ近づくことができたように思う。


こんなふうに、いろいろな人に助けられながら、何とか日々の仕事を回していくことができている。
そして、先の某社様への日程連絡を終えてひと息つきながら帰路についたところ、また別のお客様から来春の研修の新たな引き合いのメールを頂戴した…という具合に、また次の案件がやってくる。受注できるかどうかは全く未知数だが、こうした仕事の連続を通じてしかセンスは研ぎ澄まされないのだろうし、お客様の側からの目線の実感は蓄積されていかないのだろう。


より良い連鎖にできるかどうかはやはり自分次第なのだ、と改めて思い知った。